大網 土気 空手道場 正竜会 館長挨拶
皆さんは、空手に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?
かつてテレビドラマで、柔道の姿三四郎に対して、悪役の空手家、桧垣兄弟が登場してすっかり悪者のイメージがついてしまった時期がありました。
私が空手を習い始めたころは、「空手を習うやつは不良だ。」とのレッテルを張られたものでした。
ところが、今や世界中で親しまれ、競技人口は増加の一途をたどっております。悲願であった東京オリンピックでの採用が実現したことは関係者にとっては、長年の夢が実現した瞬間でもありました。しかしながら東京大会のみの採用で、次回パリオリンピックでの採用は見送られ残念な結果となってしまいました。
その原因を考えると、空手の試合はスピードが速く一般の人には、どちらの選手の技が決まったのか分かりづらく、理解できない面が多かったことも一因ではなかろうかと推測します。ビデオ判定の採用により緊迫した試合がたびたび中断されたり、サーカス的なけり技が増えたり、本当にこの技で倒す事が出来るのかと思うような技が得点になったり、本来の武道としての空手の魅力が伝わらなかったようにも感じられます。
形の試合においても体操やフィギュアスケートのように分かりやすい規定の解説や説明が必要だったのではないでしょうか?一般の人にはどちらの選手が勝ったのか分かりづらかったように思います。(その他、我々の見えないところでIOCの何らかの事情があったのだと推測されますが!?)
丁寧な指導。
私は、これまで他流派を学ぶ多くの友人との交流や、キックボクシングや総合格闘技をはじめとする異種格闘技の方々とも交流を図ってまいりました。
友人を介し相撲部屋を訪問し稽古を見学したりすることもあります。黒帯取得者にはプロの稽古の厳しさを自分の目で見ることにより、自覚をもって練習に取り組んでもらいたいとの願いから、「阿武松部屋」を訪問しております。
その厳しい練習風景を間近で見学し、稽古終了後にはちゃんこ料理をごちそうになりながら、親方のお話を伺うことで、黒帯としての自覚や責任をさらに高めることに役立っております。
正竜会では一般や有段者には、剛柔流空手道の連綿と受け継がれてきた技。例えば、息吹や関節、筋肉の鍛え方、円の動きの大切さなど剛柔流のもつ独特の練習を大切に指導しております。
リーダーシップを発揮できる人財を育てる。
最近の子供たちを見ていると、両親に大切に育てられ、怒られることもなく成長し、また、学校でも先生に怒られることなく卒業し社会に出て行きます。
そこで初めて、先輩や上司に怒鳴られ、精神的ショックを受け「うつ病」を発症し、病気療養で長期の離脱をしたり、最悪せっかく入った職場を辞めてしまうような優秀な若者を多く見てまいりました。
社会や職場には、皆さんの創造をはるかに超えるパワーハラスメントがいまだに存在することが現実です。連日多くの自治体の首長や上司のパワーハラスメントの報道がされているのが実態なのです。
私は練習の中で、「叱る」ことも大事と考えます。叱られることに慣れることも大事なことなのです。
社会に出たときに、「鈴木先生や指導員に怒られたことに比べたらなんてことないや。」と思えるような強い精神力を持ってもらいたいのです。勿論叱った後の心のケアは欠かせない事ではありますが。
幼稚園~小学校低学年から
大人まで年齢や性別を問わず汗を流せる空手道場。
これまで学んだ技術や精神を次代に伝え、真の武道家を育て社会に貢献できる人材の育成に尽力したいと思っております。
宮城長順先生の遺訓に「人に打たれず 人打たず 事なきをもととするなり」という有名な言葉があります。
「剛柔流を学ぶものは決して人に打たれるようなことがあってはならない、また、人を打つことはもちろんいけない。剛柔流を学ぶものは、人と対峙するような危険な場面を極力作らないことが肝要だ。」
と先生の言葉を私なりに解釈しております。
この精神を正竜会の基本理念に、剛柔流を学ぶことに誇りを持ち、次代に伝えたいと考えております。
厳しい練習の後には笑顔が絶えない。
自分や大切な人を守るには、優しさだけでは守ることはできません。強い肉体と精神力が必要です。安全な国日本でも、最近は凄惨な事件・事故が後を絶ちません。
自分の身や大切な人を守るには己を極限まで鍛え、強い精神力を養うことが必要です。強い精神力と肉体があって初めて人に対して優しくでき、危険に際しても落ち着いて対処できるようになるのです。
老若男女誰でも取り組むことのできる空手道こそ最もふさわしい現代の武道だと思っております。ぜひ一度空手道の門を叩いてみてください。
空手道場 正竜会 鈴木館長プロフィール
- 高校2年生の時に空手を始める。(和道流)
- 千葉市役所空手道部入部(松濤館流を学ぶ)
- 全日本空手道連盟剛柔会勝正館千葉支部に入会
- 全日本空手道連盟剛柔会の全国大会に選手・監督として出場
- 平成1年に大網白里町〈現大網白里市〉に勝正館空手道正竜会を設立。多くの有段者を輩出する。
- 国際勝正館事務局長・事務総長歴任。大会主催委員会委員長として各種大会を開催し空手の普及を図る。
- 平成26年3月をもって勝正館を退会
- 同年4月より剛柔流空手正竜会として活動を始める。
- 千葉県山武郡市空手道連盟 常任理事
- 千葉県山武郡市空手道連盟 副理事長
- 千葉県山武郡市空手道連盟 理事長 就任
空手道場 正竜会館長 鈴木孝
香取神宮にて修行に励む若き日の鈴木館長。
見学会・体験入会随時開催中!初心者大歓迎!
千葉 大網 あすみが丘の空手道場「正竜会」では随時見学会と体験入会を実施しています。
ご希望の方は下記お問い合わせからご連絡ください。
指導経験豊富な館長がご案内いたします。
お友達やご父兄のみなさまお誘いの上お気軽にご参加ください。
道場・練習風景紹介はこちら
一緒に心と体を鍛えて強くなりましょう!
空手道場 入会受付中
大網白里・土気あすみが丘で活動中の空手道場(空手教室)の入会案内はこちら
道場案内
千葉道場(あすみが丘プラザ)
土気あすみが丘プラザ
住所: 千葉県千葉市緑区あすみが丘7丁目2−4
千葉道場(土気小学校)
千葉市立土気小学校
住所: 〒267-0061 千葉県千葉市緑区土気町1634-2
→2019年4月から、毎週水曜日に開講してます。
大網道場
大網白里市立大網小学校
住所: 大網白里市みどりが丘三丁目18番地5
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